2020年04月07日

「緊急事態宣言」に思う。

2020年4月7日(火曜日)午後6時前、

ついに、「緊急事態宣言」が発令された。

深く記憶に残しておかなければなるまい。

むしろその問題の大きさと対策の不作為を。


コロナウイルスの感染拡大は依然止まらない。

世界での感染者が130万人を超え(以下参照)、

参照:新型コロナウイルス 感染世界マップ(日本経済新聞)

WHOの公式発表と、どんどん数値が離れてゆく。

参照:World Health Organization


日本国内でも、亡くなった方が100人を超えた。

一番の不安は日本の数値にこそ信頼性がないことであり、

PCR検査すら受けられぬまま亡くなった人も少なくないと、

どれだけ数値を操作されようとも、常識があれば判断できる。


この期に及んで首相は緊急事態宣言を出し渋り、

やっとで出したかと思えば地域も期間も限定という。

私は医療には素人だが、遅すぎたことは確かであり、

その背景に経済優先思考があったことは間違いない。

つまり、この政権は「命」と「経済」をてんびんにかけ、

ギリギリになるまで「経済」にしがみついていた。

そのことは、忘れてはならないと思う。絶対に。

それで「命が優先」などと言い出したならば、

爆笑するしかない。免疫力を高めるためにも。


昨日時点での5都府県よりはベターであろうが、

7都府県という地域限定にも、まだ疑問は残る。

よくぞここまで強制力も罰則もない要請だけで、

しのいできたと思うが、まだ他人事の輩もいて、

大多数の人たちの努力を台無しにしている。

その「他人事」が、少しでも減ってほしい。


その一方に、医療関係者の献身的な努力があり、

「水際」で命を懸けて職務を全うしている人がいる。

耳を疑うアベノマスク1億枚の概算200億円以上、

問題の大きすぎる所得制限付の自己申告30万円支給。

「財政支出39兆円、緊急対策費108兆円」と言うのだが、

その使い道がほとんど分からないので不安は払拭されず、

どうせ今回もお友達優先、大企業優先だと怒りすら覚える。

そして、それらの財源の主体は私たちの税金であり国債、

つまり未来の人たちの財布からもお金を抜き取っている、

そのことへの申し訳なさが、微塵も感じられないのだ。


どこまでもピントがボケ続けているアベ内閣のバラマキを、

どうにか、ほんとうに必要な場所に振り向けることは、

もはや夢物語以外の何ものでもないのだろうか?

すでにして現政権に期待することは何もないが、

あとはただ、本当に困っている人が助かるように、

愚策の被害者となる人が一人でも少ないように、

ウイルスの蔓延が1日でも早くおさまるように、

ひたすら祈りつつ、できることをするだけ。



「緊急事態宣言」に思う。
(2018.9.6 夢のような時間。名護にて)



じつは約1センチの腎臓結石が降りてきて、

もうかれこれ1か月ほど痛みに耐えている。

結石とは、中学3年生からの長い付き合いで、

だいたいのことはわかっていると思っていたが、

今回の症状のあらわれ方は、はじめてのパターン。

なので、ひさしぶりに「死ぬのか」と思ったのだが、

結石だとわかって、かえってほっとしたのだった。


さすがに、「痛み疲れ」がかなりたまっていて、

「コロナ疲れ」だなんて贅沢だと思っている。

とくに、遊びに出たい若い人たちに言いたい。

これからの1か月だって、これからもう2度とない、

貴重な時間を過ごせる。努力と工夫があれば。

それが自分の命も、皆の命も助けることなら、

それだけで、どれだけすばらしい時間だろう。


もっとしんどい思いをしている人から見れば、

すぐ死ぬわけじゃない「結石疲れ」だなんて、

たいしたことはないし、ほんと贅沢だと思う。

でも、ま、痛いのは痛いんですけどね(汗)。


前の記事に、「ぼくも、この半月あまり、

ひどい時間を過ごしてきましたが」だなんて、

思わせぶりなことを書いてしまったので、

ちょっと余計な説明を加えておきました。


免疫力が落ちてウイルスに殺されたくない、

そう思って暮らしてきた。もちろん今もそうだが、

それ以上に、安倍政権になど殺されたくない。

ほんとうにそう思う。なので頑張りましょう。




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