2023年11月01日

このまま行けるところまで

「ここ2カ月間の記憶がない」

といえば、もちろん語弊はあるのだが

(記憶を失っていたわけではない。)

それでもチームで仕事をしてきた、

もうひとりも同じことを言っているので、

ぼくだけの妄想というわけでもなさそうだ。


このまま行けるところまで



今朝は、まだもう少し寝ていられるのに、

この2か月でカラダに沁みついたのだろう、

きっちり2時間で起きて、そのまま眠れない。

平均すれば、2時間よりは長いのだろうが、

それでも3時間を超えることはないだろう。


8月31日に編集者が勤務先にやって来て、

9月1日から、こんな生活がはじまった。

2か月前にも、また、1か月前にも、

それどころか2週間前ですら、

当初の予定通り10月31日に、

仕事が終わるとは思わなかったが、

予定通り10月31日の23時過ぎに、

メール添付で最後の校正を送り、

23:55には自転車で帰宅して、

ハロウィーン生まれの下の娘に、

誕生日プレゼントを渡すことができた。


あとは11月28日の発行を待つだけだが、

いやはや、なんという2か月であったか。

半年前には手術後の安静を命じられて、

8月まで4か月ほど寝てばかりいたので、

じゅうぶん「寝溜め」ができていたのか。


そんなニンゲンを引っ張り出して、

1日2時間睡眠で2か月働かせる、

今になって、よくよく考えてみれば、

これは「虐待」の範疇かもしれないが、

しかし先方の立場に立ってみれば、

10か月前に話を持って行ったのに、

最初の2か月は母親の再三の入院で、

やっと働き出したと思ったならば、

すぐに本人の手術や療養で、

(おまけに療養と言いながら、

NHKの番組監修は別腹とばかりに

次から次に3つも引き受けている)

発売予定日の3カ月前になっても、

ほとんど何も原稿は進んでいなかった、

というのは相当なストレスだっただろう。

そうであれば「虐待」の相互交換である。


そこから、なんとかなだめすかして、

2か月で完成まで持って行ったのは、

編集者の手腕以外の何ものでもない。


それにしても、この2か月、

いったい何万本の電話をかけたか、

というのはもちろんデフォルメであるが、

10月30日の朝に2時間半の電話をかけ、

直後に追加で40分の電話をかけたあと、

左手になじんだ受話器をながめながら、

「いや、こいつもよく働いてくれた」

と、しみじみ思ったものである。


このまま行けるところまで


いや、これは「あさり」で、「しじみ」ではない。




Posted by び ん at 06:20│Comments(0)
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