2024年12月26日

おもてなしには、サワフジ(サガリバナ)を。

おもてなしには、サワフジ(サガリバナ)を。


びっくりしました。11月にサガリバナが見られるなんて。

え?造花?・・・と思いましたけれど、本物なんですね。

夏・・・、というかむしろ初夏の花ですよね、本来は・・・。


いつか一度はサガリバナの川面に散り敷いた景色を、

リアルタイムで見たいと、ずっと思っていましたから、

その願いが多少なりともかなってうれしかったです。


20年ぶりに訪れた宮良殿内(どぅんち)。

20年前と変わらず宮良さんはお元気で、

とっておきの資料を選んで差し出す動作が、

20年前とそっくり同じなのがなつかしかった。


まさか再訪までにこれほど時間がかかるとは。


「長い時間をおいて訪ねてくれる人も、

たくさんいますよ」と、いくつも例を挙げて、

話してくださったのには、とても救われました。


そしてサガリバナを(宮良さんは一貫して、

サワフジとおっしゃっていたのもうれしく)

池から、てのひらですくわせていただき、

しばらく、なつかしく話をさせていただいて。


宮良殿内、数年後には解体修理を始め、

それが数年間かかるということなので、

その前に再訪できたこともありがたく、

修復前にもう一度来たいなと思いつつ。


それにしてもサワフジ(サガリバナ)。

午後にもまだ、少しもしおれてなどいなくて、

朝、川まで行ってとってきたのだということで、

(今年の気候はどうなっているのかと訝りつつも)

その姿と色、とりわけてのひらの上に載せた感触は、

1か月以上たった今でも、とても新鮮に残っていて。


「匂いを嗅いでみなさい」といわれ、思い切り息を吸い、

嗅いだ匂いは、あまりにも微妙すぎるほのかさで、

(わたしたちの空間には人工的な強烈臭が多すぎる)

「なんとなく」という感じでしか覚えていないのですが・・・。

それでも記憶のなかに、ほのかにただよっているのです。



ということで、大阪に戻ってから1か月以上たちますが、

なんとか1つめの記事を書いてみたのでありました。

(まあ、「20年ぶり」にくらべれば、少しはましかな。)


年の瀬が押し迫ってから、自宅で眠れたのは4日。

今日はエアポケットのような、小春日和のような・・・。

ああ、もう12月なのだなと思える余裕もあまりなく、

ただただ、のどかな日が続いてくれることを祈りつつ。



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