2020年01月08日

さよなら戸田書店豊見城店・・・。(沖縄報告1812-14)

かつて今よりずっとにぎやかだった那覇空港周辺が、

もう少し以前のように賑わいを取り戻せないだろうかと、

そんなことを中心に、昨年末(12月20日)に記事を書いた。

(参照:那覇空港周辺に賑わいを取り戻せませんか?


ただし、現在の那覇空港の周辺地域は、

かつてと異なり、商業施設の集積には向いていない。

むしろ、やや南にくだって、那覇市ならば与根周辺。

さらに南へとくだって、那覇市から豊見城市に入り、

豊崎の埋め立て地のあたりがふさわしいのでは・・・。

あるいは、IR誘致から撤退した(賢明な判断だった)

瀬長島の活性化をあらためて検討するのはどうだろうか。


・・・などと、いろんなことが考えられる。

もちろん、地権をはじめとして、さまざまな問題はあり、

一筋縄ではいかないことは、容易に予測できるものの。


なかでも、ここ20年来、人口増加率でいえば、

国内で一番増加率の高い年が何度もあった、

そんな豊見城市での観光客誘致対策が、

住民の理解と協力を得られるかという問題が、

いちばん大きく、重い問題なのではないかと考えた。


そんな折、まさに豊見城の新開地で営業していた、

戸田書店豊見城店が閉店するというニュースが・・・。


「沖縄最大規模の本屋」だった戸田書店 1月13日で閉店へ

(沖縄タイムス+プラス 2019年12月6日 10:24)


開店年月は2007年の4月だったわけだが、

「本屋ならば那覇へ」という先入観があって、

ぼくがここに行ったのは、わずかに2回。

今年の6月には前を通ったくせに、

玉屋豊崎店に直行してしまった。


たとえば安里の沖書店ならば、

沖縄に行くたびに、という感じで、

ほんとうに何度も行っていたので、

ちいさな奇跡が起こったりもしたのだが。

沖書店をめぐる、ひとつの奇跡


なので、まったく大きなことは言えないのだが、

去年の12月にも行った書店なので、

ちょっとさびしいニュースに感じられた。


さよなら戸田書店豊見城店・・・。(沖縄報告1812-14)
(2018.12.23 戸田書店豊見城店の近くにいたシーサー)


沖縄に行くと、県外資本はできるだけ避ける。

もちろん、県内資本にもいろんな形があるが・・・。

コンビニに行くのならば、以前は共同販売店、

最近でも、できるだけ地元のスーパーに行く。

(とはいえ新聞や雑誌がほしいのでコンビニにも行き、

行けば何かしら買ってしまうことが多いのだが・・・。)


ただ、今回の戸田書店の本社(本店)は静岡県にあり、

とりわけ静岡駅前の本店は地元で有名なのである。

そろそろ開業100年になろうかという老舗なので、

昔から、決して知らない本屋ではなかったという、

個人的にはちょっとワケアリな背景もあったり。


また、沖縄に出店してからの戸田書店は、

いわゆる県産本(沖縄本)の販売にも力を入れ、

県産本ファンにとって、行って楽しい書店だった。

(参照:琉球新報Style 2018年05月02日

創業94年 静岡ルーツの書店の歴史 沖縄県産本☆ バックヤード便り[38]


ならばもっと行っておけばと、今になって悔やまれる。


さよなら戸田書店豊見城店・・・。(沖縄報告1812-14)
(2018.12.23 戸田書店豊見城店から駐車場に向かう通路に落葉)


沖縄タイムスプラスが「沖縄最大規模の本屋」と言うとおり、

かなり大きな書店だったということもあって、

まさか、こんなに早く閉店するとは思わなかった。

紙の本が売れなくなっているご時世は、

もちろん、知らないわけではないけれど・・・。


戸田書店 豊見城店 ツイッターの、

あしびなー、とみとんすぐ近く☆皆さまのご来店をお待ちしております

というキャッチコピーが、ちょっとさびしい新年の候。


さよなら戸田書店豊見城店・・・。(沖縄報告1812-14)


1月12、13日の連休まで営業ということなので、

近くまで用のある方は、行ってみたらどうでしょう?

と言っておきたくて、ひさしぶりに記事を書きました。




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