2019年12月16日

逢えましたとも首里城に高松で。

逢えましたとも首里城に高松で。


大阪から高松まで、ずーーーっといい天気だったのですが、

高松に着いた瞬間に、いきなり雨に降られましたね。

なぜか高松では、雨に降られることが多いです。

降水量が少ない瀬戸内式気候のはずなのに。

ため池たくさんあるのに。(それは関係ないか)。

なんだろう?これは。


でも、ま、とにかく、

香川県ミュージアムに向かってまっしぐら。

13:30から始まったミュージアムトークに、

なんとか間に合いました。


(参照:首里城に逢いに高松へ


まず驚いたのは聴講者の数。

50人が定員ということだったのに、

70人くらいいたんじゃないのかな。

それも、話が終わる最後までの人数。


建築家本人が建築の話をするのは、

やっぱり迫力があります。


で、HPの案内にはなかったのに、

15:30からも別のミュージアムトーク。

展示期間中最後の土曜日ということもあり、

人数も多く、急遽設定したのでしょう。

今度は今回の特別展を企画した、

学芸員のお話を聴きました。


15:30から始まり、

終ったのは閉館の17:00。

今度も聴講者は30人くらいいて、

ミュージアムトークは、たいてい途中で抜けたり、

途中から加わったりする人も多いのが普通なのに、

最初から最後までほぼ全員が聴いていたので、

ちょっとびっくりしました。でもおもしろかった。


逢えましたとも首里城に高松で。


首里城の話は、思ったより簡単でした。

首里城の展示内容も、さほど目立つものではなく、

火災を受けて、HPでアクセントを置いたようです。

同じミュージアムとして、応援の意味をこめてでしょう。


その後、鎌倉芳太郎の見た沖縄の話から、

中村家住宅と聖クララ修道院との共通点だとか、

名護市役所の設計を担当したことで広く知られる、

象設計集団のこととか(花ブロック、アマハジ、風の道・・・)

彼らの設計が地域の景観を把握することから始まることとか。

盛りだくさんで、よかったです。ミュージアムトークを聴けて。


で、今回、沖縄の建築に関することで一番心に残ったのは、

かつて沖縄で、屋根が草ぶきだったのには理由があって、

・・・という話。


知ってました?

台風が来て、もし屋根が吹き飛ばされたとき、

草ぶきなら、周囲に迷惑をかけずにすむから。

いやぁ・・・涙が出そうなくらい、いい話です。


そんなわけで土曜日は閉館までトークがあって、

資料室に行っている時間がなかったので、

日曜日も朝からミュージアム詣で。

(歩いて行けるホテルでよかった。)

で、昼からは、自分の仕事ですね。


朝食のバイキングがおいしかったのと、

ホテルの部屋の目の前が高松城の櫓なので、

必要以上に元気でした(笑)


逢えましたとも首里城に高松で。


で、もうひとつすごかったのが、図録。

なんといっても厚さがハンパではなく、

ふつうの特別展図録の2~3倍ほど。

もちろん、内容もそれに応じて盛りだくさん。


値段は2800円で通常の倍はしなかったのですが、

読みでがありすぎて、内容も多岐にわたって面白い。

ミュージアムから出てすぐ前の骨付鶏のお店で、

席についてすぐ読み始めて、その後も持ち歩いているのですが、

まだ、たぶん全体の8%くらいしか、読めていません。

(持ち帰りなので8%というわけでは。でも、お、重い・・・。)


このミュージアムの図録は、すぐに売り切れてしまうこともあり、

それだけ各方面から注目を浴びているということなのでしょうけれど、

さすがに、今回の図録は、まだ在庫がありました(重すぎて?)

ミュージアムショップで、もうしばらく販売中のはずですから、

興味のある方、いかがでしょう?

厚くて、濃いので、読む価値ががありますよ。


(参照:香川県立ミュージアムHP)


以上、香川から大阪に帰っての、ミュージアム報告でした。



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