2019年08月25日

入域観光客1000万人時代は、はたして来るのか? (沖縄報告1906-10)

今年6月の沖縄で驚いたことといえば、

なによりも、那覇空港内の人の少なさ。


入域観光客1000万人時代は、はたして来るのか? (沖縄報告1906-10)


金曜日の夕方という曜日と時刻は、

決して人の少ない日時とは思えない。

にもかかわらず、どこまで歩いても、

人の波は、一向に増える気配がない。


いつも人でごった返しているというイメージは、

今回に関しては、完全に裏切られた感じだった。


入域観光客1000万人時代は、はたして来るのか? (沖縄報告1906-10)


それは、関西空港でも感じていたことである。

ちょうど大阪でG20が開催される直前で、

ボディーチェックは、かなりきびしかった。

(ベルトまではずすように言われたのは、

日本の空港では、9.11以来ひさしぶりのこと。)

にもかかわらず、手荷物検査の行列は、

ほんの数名程度で、すんなり進んで、

あまりのあっけなさにおどろいたくらい。


ここ数年、毎年のように長くなる行列に、

(とりわけ昨年9月の2時間待ち以来)

空港への到着は2時間以上前と決めて、

今回あまりのスムーズさに、気が抜けた次第。


入域観光客1000万人時代は、はたして来るのか? (沖縄報告1906-10)


ここ数年は、伊丹空港を使うことが多かったので、

関西空港とは、事情が異なっていたのかもしれない。

とくに関西空港は、昨年の台風で大きな被害を受けてから、

関西人から、ちょっと敬遠されている嫌いがないわけではない。

(参照1:トラベルwatch 2018年9月6日22:59

そうでないにせよ、関空より伊丹の混雑がひどいことは、

ある意味、常識といっていいことだろう。

(参照2:KIX 2019 年夏季多客期間中における混雑状況

(参照3:ITAMI 夏季多客期間中は駐車場の混雑が予想されます。


入域観光客1000万人時代は、はたして来るのか? (沖縄報告1906-10)


しかしそうであれば、那覇空港の閑散さはどうしたことだろう?

ちなみに前年の入域観光客数は999万9000人という、一度目にしたら忘れられない数字だった。

間違いなく今年は、悲願の「1000万人」を超えるはず。

しかし、そのあとはどうだろう?と思わせられる。

昨年実績で、外国人の入域観光客数が約300万人。

台湾から90万人、中国から60万人、韓国から50万人というのが去年の実績。

もちろん今年も超大型のクルーズ船は引きも切らないが、

一方で、韓国人の観光客は引き続き明らかに減少する。

(参照4:平成 30 年度 沖縄県入域観光客統計概況
文化観光スポーツ部 観光政策課 平成 31 年 4 月発表


一昨年に比べて、台湾・中国はそれぞれ約10万人の増加だが(前者は空路、後者は航路の充実により)、韓国はさほど増えていない。

そして、それ以上の問題は、一昨年から昨年にかけての全体数の増加が、約30万人でとどまっていること。

なので、1000万人を超えるのが今年だけという可能性も、十分あり得ると思う。


入域観光客1000万人時代は、はたして来るのか? (沖縄報告1906-10)


そんなこともあって、今年9月にも沖縄に行きたかった。

過去3年間と比べて、どう変化しているかを見たかったのだ。

(参照5:9月の沖縄はキャンセルです、とても残念ですが・・・


もちろん「定点観測」というほど正確ではないのだが、

それでも、毎年9月初旬という時期は一定しているので、

観光客数の増減を、ある程度「実感」できると思っていたのだ。


せめて、同行者となる予定だった人たちに、写真をたくさん撮ってきてもらおうと思う。

あとは、去年に引き続き12月の沖縄に行くことができれば、6月とあわせて、ある程度の「実感」が得られるはず。

(と、何の成算もなく、ひとりで勝手にもくろんでいるのではあるが・・・)




同じカテゴリー(沖縄への旅)の記事

お返事が遅くなる場合があります。あしからず。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。