2008年03月26日

「鹿男」サントラシャワー、ほんの少しだけ心変わり

3月18日から、ほとんど間断なく聴き続けてきた、

「鹿男あをによし」のサウンドトラック(作曲:佐橋俊彦)、

昨夕のある瞬間、ふっとサザンの「バラッド3」に乗り換えた。

そりゃそだね、風呂入る時まで聴きつづけてたんだから(笑)

回数にして、170~180回というところかな。

でも、体力落ちたなぁ・・・

同じひとつのことを考え続けるときには、1枚のCDを聴く。

一瞬で、そのことを考えるモードに切り替えるために。

数分で、そのことを考える状態に没入するために。


いつの間にか身についていた。いつからだろう?・・・

最初は「禁じられた遊び」の主題曲だった。ナルシソ・イエペス。

自分でもよく覚えている。父親の友人の家ではじめて聴き、

くり返しねだって、延々と飽きずに聴いた。

SPレコードだったから大変だ。しかし延々とつきあってくれた。

それでもあまりにねばるので、しびれを切らした父親が提案した。

「この音楽のレコードを買ってくるから、そろそろ帰ろう」。


いったん気にいれば、3000回くらいは聴く、かな。

これまで最高で、1枚のCDを30000回以上続けて聴いた。

他人(ひと)が聞いたら「ちょっと変」と思うかもしれないけれど、

ぼくにとっては、それが当然、むしろ自然、もしくは必然。

「変」と思う人には、「じゃ、なんで米を食べ続けるの」と聞いてみようか。


「鹿男」は、とりあえず300回は続けて聴きそうな気がしていた。

飽きたわけでは少しもない。サザンを1回だけ聴いて、すぐ「鹿男」に戻った。

もちろん、最終的には、最低で3000回は聴く1枚になるはずだ。

(回数はひとつのモノサシであって、べつにそれが何かを示すわけではない。

少なく深く聴く人もいれば、浅く多く聴く人もいるだろう。どんな聴き方だっていい。

その人にとって、それがよければ。ちょっと回数を書きすぎたので付記しておく。)


聴けば聴くほど魅惑される。

噛めば噛むほど味が出る。

聴きながらさまざまに考える。

「鹿男」ノートは4冊目に入った。

考えれば考えるほどわからない。

わからないから、おもしろい。


「鹿男」シンフォニーのシャワーから、ちょっとだけ心変わり。

体力や体調は、たぶん関係ない。この程度なら何とかしてきた。

むしろ、「鹿男」以外の課題が山積している現実にさらされて。

そういう現実を、シンフォニーの空間に持ち込みたくなかった。




作家の第1作『鴨川ホルモー』と『鹿男あをによし』のあいだにぽっかり浮かんだ、

『鴨川ホルモー』の外伝(スピンオフ)でありながら、さほど評判にもなっていない、

『ホルモー六景』を断続的に読みつつ、あいかわらず「鹿男」のサントラを聴いている。



「鹿男」サントラシャワー、ほんの少しだけ心変わり

(ポニーキャニオン「鹿男あをによし」オリジナル・サウンドトラック裏面・部分)


コメントは読ませていただいています。

コメレス、もう少しだけ待ってください。




この記事へのトラックバック
この最終回にまで「そう来たか!」と思わせる手法には脱帽!毎回楽しませて貰いましたが、大満足の最終回でした。「さぁ、儀式を始めよう」。。。次の鎮めの儀式までは180年もあるのね...
『鹿男あをによし』 最終回【美容師は見た…】at 2008年03月26日 00:25
この記事へのコメント
いえいえ、変とは思いませんね~。
むしろ感心しました。すごーい!!
やっぱ、びんさんだな~って感じ(どういう感じよ~笑)
Posted by とんとんみーのりのり at 2008年03月26日 13:18
そのほめ方は・・・あやしい(笑)

さてさて、コメレスここまでかな?

時にはコメントシャワーもいいですね(笑)
Posted by び ん at 2008年03月26日 18:55
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