沖縄・八重山探偵団

「今年の正月は、ほんとうに雨が多いですね」と、

書こうとして、ふと思ったのだ。

ほんとうに、「今年の正月は」雨が多いのだろうか？





少し探してみると、こんなサイトがあった。

沖縄情報ＩＭＡより「沖縄の気候」

２０１２年３月と、多少古い情報のようだが、

それでも、知りたいことは、よくわかる。


たしかに、降水量で比べれば１月は少ない。

２月、１１月に比べて、３番目に少ない月。

それも、１００ミリちょっとで、５月の約半分、

６月の約３分の１、そして９月の約４分の１だ。


でも、１月の降水日数は１１．４日で、決して少なくない。

いちばん少ないのは２月で、月別平均が８．３日。

それから、７月、１１月、１２月、４月、１０月と続いて、

１月の月別降水日数は少ないほうから数えて７番目。

なんと、９月、８月、５月、３月、６月に続いて、

多い方から６番目の降水日数ということになる。

（そうか、１月に雨の降る日は、少なくないんだ！）

４月や７月よりも雨の日数が多いのは、おどろき。





そして、月別日照時間は１月が一番少ない。

いくら降水量そのものは少ないとはいっても、

雨天がこれだけ多ければ、そうなるのだろう。


つまり、雨になりそうな天気がずっと続いて、

１年で一番「晴れていない」時間が多い。

それが、「沖縄の１月」なのだ。


もちろん、これはあくまでも「平均」だし、

どの地域の統計なのか、はっきりしない。

（那覇と考えて、たぶんよいのだろう。）

いつからいつまでの期間の「平均」なのか、

それも、明記してほしかった。


それに、こんなことは沖縄の人にとって、

完全に常識の範囲内なのかもしれない。

日本本土の１月は「乾燥」の季節だが、

沖縄は、海水温が違いすぎるし、

湿度だって日本本土とは大違いだろう。





ただ、ぼくは１９９０年にはじめて沖縄に行ってから、

もう２５年以上になるけれど、まったく知らなかった。


１月はスケジュール的に行ける可能性の低い月、

１月と４月には、じつはまだ沖縄に行ったことがない。

だから行けけないだろうとあきらめていたことはあるけれど、

それでも、これだけ身近なことを知らなかったなんて・・・。


まだまだ、まだ知らないことは数多い。

あらためて、そう思う新年なのである。