2020年01月14日

ゆいレール浦添延長開業記念乗車券は・・・

前の記事に、こんなことを書いた。


かつて今よりずっとにぎやかだった那覇空港周辺が、

もう少し以前のように賑わいを取り戻せないだろうかと、

そんなことを中心に、昨年末(12月20日)に記事を書いた。

ただし、現在の那覇空港の周辺地域は、

かつてと異なり、商業施設の集積には向いていない。



その代わりに(と言うべきか)空港施設内の商業スペースは、

かつてのそれと比べて、じつに大幅拡張され、充実している。

それとは別に、現在の空港周辺は、あまりに閑散としている。


その大きな理由の一つに、ゆいレールの開業があるだろう。

那覇空港前から連続して建てられた橋脚とレールの存在は、

(あえて圧迫感とは言わないが。風景自体は大好きなので。)

安全面における規制も含めて、空港前道路への店舗の進出を、

決定的にむずかしいものにしている。


・・・と、なんだかゆいレール批判のようになってきてしまったが、

ゆいレールそのものは、これまで書いてきたように大好きである。

そして上記のことは、少しもゆいレールの責任なのではない。

(「責任を取るゆいレール」のイメージが湧きにくいけれど。)


交通手段というのは、とりわけ路線交通の敷設は、

まずはともかく「できるだけ長く乗せて乗車賃を取る」

そのために「できるだけ行きたい場所を遠くに設ける」

もしくは「できるだけ行きたい場所に向けて路線を引く」

という目的に沿っておこなわれるのであるから仕方ない。


そして、とりわけ沖縄の場合には、クルマオンリーから、

「できるだけ交通手段を分散させて、道路交通を救う」

という至上命題に沿って、新路線交通は推進されてきた。

とまあ、止まらなくなるゆいレール談義は、また別の機会に。


ゆいレール浦添延長開業記念乗車券は・・・


去年の秋、浦添延長開業記念乗車券を入手した。

いうまでもなく、2019年の10月1日を期して、

ゆいレールが浦添市内まで延伸した、

その開業記念乗車券である。


これで那覇空港駅から浦西てだこ駅まで、

370円の乗車区間に乗れる。


ゆいレール浦添延長開業記念乗車券は・・・


・・・はずだった。

つまり、使用期限があって、

それが2019年12月31日。


もはや、実際に乗れる乗車券ではなくなった。


いやいや、よく見ると、

発券番号が18番という浅さの、

なかなか貴重な乗車券なのである。


もちろん、この前には1番から17番まで、

17枚の記念乗車券があるはずなのだが。

そして、そんな浅番をゲットするような人は、

たぶん間違いなく開業初日の一番電車に乗って、

初日印をコレクションしていると思われるので、

ひょっとしたら最浅番の未使用乗車券なのだが。

(・・・と書いて思う。いやいや、複数買いこんで、

未使用乗車券を持っている人は、絶対いるな。)


ま、そんなことはいい。

18番というのは、良い番号ではないか。


野球でいえばエースナンバーだし、

武芸でいえば「武芸十八般」、

(なんでもできるスーパースター)

歌舞伎でいえば「歌舞伎十八番」。

日本の仏教の宗派の数も、

俗に「十八宗」と呼んでいる。

念仏すれば、必ず阿弥陀如来に

助けてもらえるマジックナンバーでもある(らしい)。

(参照:趣味時間 2016年8月31日配信


ともあれ、いちばん得意なものを表す番号、

いわゆる「十八番」(おはこ)である。


ゆいレール浦添延長開業記念乗車券は・・・


というわけで、今度沖縄に行った時には、

延伸区間まで乗るのが楽しみなのである。

記念乗車券は使えないけれど(しつこい?笑)




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