2019年12月26日

ありがとう、ISLAND GALLERY !

東京駅八重洲口で20年間がんばってきた、

石島英雄氏主催のISLAND GALLERYが、

本日(2019年12月26日)、一旦幕を閉じる。


1999年の開店以来、ちょうど20年間。

前半の10年間は「ボクネンズアート東京」として、

後半の10年間は、さらに展示の対象を拡大して。


石島氏(以下、いつものように「ヒデちゃん」と呼ぶ)から

一報を受けて、先日(12月22日)挨拶に行ってきた。

そして、すでに片づけも進んでいた、なつかしい場所を、

しっかりと、ぼくなりに、この目に焼き付けてきた。


とても忙しい中で(いや、申しわけない)3時間近く居座り、

思い出話などに花を咲かせて帰ってきたのだった。


いつものように、とはいっても、頻繁に訪れたのは、

前半10年間の「ボクネンズギャラリー東京」の頃。

年に何度も足を運び、そのたびに長居をしても、

ギャラリーの皆さんは、とてもやさしいので、

「はよお帰り」などと言われることはなかったし、

陰でさかさまにした箒を立てかけられることも、

なかった。たぶんなかったと思う。(さだまさし?)


移転のきっかけとなったのは、八重洲口再開発で、

これは時代の趨勢だから、仕方がないのだろう。


ぼくがヒデちゃんと出会ったのは、

まだギャラリーが駒沢にあった頃。

駒澤大学の図書館からの帰り、

道の向かいにあるギャラリーが、

ふと気になって、入ったのだった。


すると、2年前の沖縄で見かけて、

衝撃を受けたボクネンさんの作品が!


それから数年間は、東京に行くたびに、

駒沢のギャラリーにお邪魔して、癒された。

不思議な三角形の小さなスペースだったけれど、

とても落ち着く、しあわせな場所だったな・・・。


ちょうど移転の年にTINGARAがデビューし、

アーティストの側面は個人的には知っていたのだが、

目の前で実現されていったので、刺激的だった。


その年の12月には「ようこそ先輩」のロケがあって、

ボクネンさんの活動もいよいよ拡大されてゆく。

それにともなって、ヒデちゃんの活躍も広域化し、

この頃から、ほんとうに忙しかったと思う(若かったし)。


数年後に八重洲口近くの京橋に移転してからは、

東京での用事の行き帰りに、何度もかよった。

こちらも、やはりとてもしあわせな場所で、

ほぼ正方形の、以前より広いスペース。

ボクネンさんの作品に四方をかこまれて、

熱量の高い、元気の出る場所だった。


いや、まだ今日1日あるから過去形は早い。


ありがとう、ISLAND GALLERY !


24年間も動き、はたらき詰めだったのだから、

そろそろサバティカルをとる時期だったんだね。

東京・京橋という場所で20年もギャラリーを続けてくれたこと、

そして多くのアーティストを世の中に送り出してくれたこと、

さらに、たくさんの楽曲を多くの人に届けてくれたこと、

これらの価値は、今後とも決して色あせることはない。


しばらく休んで(休まないことは知っているけど・笑)

また、次の一歩を踏み出してほしい。

ほんとうにお疲れさま。

そして、これからもよろしく。




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この記事へのコメント
びんさん
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。(^^)
Posted by 町田律子(pyo)町田律子(pyo) at 2020年01月01日 14:13
ご丁寧にありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いします。
(たいへん遅ればせながら・・・)
Posted by びん at 2020年01月08日 11:59
お返事が遅くなる場合があります。あしからず。
 
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