2017年04月29日

「第3回宮脇書店おきなわ本フェア」 沖縄県内宮脇書店19店と大阪の宮脇書店コムボックス光明池店にて開催中!

ボーダーインクのサイトを訪れると、

「第3回おきなわ本フェア」の告知が載っていた。


[第3回宮脇書店おきなわ本フェア] 沖縄県内宮脇書店19店+大阪 宮脇書店コムボックス光明池店にて開催! 開催日程:4月22日~6月25日


念のため、「宮脇書店コムボックス光明池店」の場所を調べてみると・・・





う~む。これは、たぶん行くのは無理だ。

といか、沖縄に行ったほうが、はやい。



しかしそれにしても・・・

すでに沖縄県内の宮脇書店が19店にも達しているとは!


たしかに、全国約350店の5%以上に当たる19店が、

現在、沖縄県(本島の糸満から名護まで)に分布している。

(参照:宮脇書店HP地域別店舗・沖縄)

ぼくが知っているのは、せいぜい数店(それも見かけただけ)。

しかし、このまま沖縄県全域が宮脇書店一色に染められてゆく、

それが、はたしていいことかどうかという点には極めて懐疑的である。


もちろん、書店受難のこの時代に「紙の本」の需要拡大に大きく貢献し、

文化事業にも多くの貢献を果たしてきていることも少しは知っている。

よく行く香川県発祥の書店だけに、ずいぶんお世話になってきた。

香川に行けば、反射的に宮脇書店に入って郷土本を買ってしまう。

もう30年以上も、香川県内での地道な経営努力も目にしている。

しかし、それでも・・・と、思ってしまうのだ。


たとえば、九州でいえば福岡に5店、佐賀に2店、長崎に1店の、

計8店しかないのに、沖縄での展開は、あまりに急すぎる。

その影響を受けて、経営の立ち行かなくなった地元書店が、

まったく無いとは到底思えない、進出の規模だと思うのだ。


これはべつに、書店に限ったことではなく、

いちばんわかりやすいのが、コンビニエンスストアだろう。

1986年にホットスパー(現ココストア)が出店して以来、

翌87年にはファミリーマートが沖縄最初の出店をして、

10年で100店舗、20年で200店舗と拡大してきた。

今年(2017年)中に300店舗になることがほぼ確実だ。

ローソンは1997年に出店し、ファミマを追いかけている。

また、セブンイレブンの出店は何度も取りざたされており、

2018年に一気に300店舗進出の噂がささやかれている。

(参照:沖縄タイムスプラス 2016年8月14日

沖縄本島の状況が、集中展開に好適な環境だったのだ。


しかし、日本本土のコンビニが半世紀かけて展開してきたのに、

沖縄のコンビニは、そのほとんど2倍の速度で急速に展開して、

なおかつ店舗数の増加は、あまりにも急激だと言うしかない。

つまり、コンビニの出店で、どれだけの店舗が苦汁を飲んだか、

それと同じことが、沖縄の書店でも進行しているのではないか。


「第3回宮脇書店おきなわ本フェア」 沖縄県内宮脇書店19店と大阪の宮脇書店コムボックス光明池店にて開催中!
(2016.6.24 那覇市安里 ただし現在は閉店)


すでに書いたように、安里への出店前に沖書房は閉店していて、

沖書店の奥さんも言うように、決して他の書店の影響ではない。

(参照:沖書店をめぐる、ひとつの奇跡

しかし、それでも・・・

と、どうしても思ってしまう。


これはもう、6月25日までに沖縄の宮脇書店に行き、

じっさいに「おきなわ本フェア」を見てくるしかない。

そんなふうに思っている・・・。



【追記】

沖縄に行きたい(行かなければならないと思う)理由は、

もちろん上の記事に書いたものだけではありません。

というか、これはこじつけに近いですね・・・。


おかげでだいぶ長い記事になりましたが、

昨日の記事(21年目の横暴)があまりに短文だったので、

なんだか長い文章が書きたくなったというわけでは・・・。

土曜日ごとの更新が通例のようになってしまったので、

月曜日に書いて、土曜日に予約投稿していたのでした。


特に追記にする必要もなかったのですが、

なんとなく書き加えておきます。




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