沖縄報告109 砂糖車

び ん

2006年07月29日 00:11

メールをいただいたのだ。

「沖縄報告は、もう削除してしまったのですか?」といった趣旨の。

返事を書いた。

「いえ、削除していません。「沖縄報告」でブログ内検索していただければ出てきます」と。

そんな昔の記事を読んでいただいているなんて、とてもありがたい。



「沖縄報告」で、じっさいに検索してみた。

「沖縄報告」以外のものも入ってくる。

そして、肝心の「沖縄報告」は・・・

今年の1月30日、「沖縄報告108 チャーギ探偵団」で止まったままだ。


じつは、ずっと前に109を書き、

タイミングがつかめずに下書きにしたままだった。


109は、「砂糖車」。

「サーターグルマ」と振り仮名を振るが、

実際には「サーターグーマ」に近い発音だろう。


そして、その機械(からくり)全体が「砂糖車」と呼ばれ、

サトウキビを圧縮する「車」の部分もまた「砂糖車」と呼ばれる。

ちょうど、自動車もタイヤも「クルマ」と呼ばれるようなものだ。



                (中村家住宅の砂糖車)


たまたま、1週間前(6月23日)の朝日新聞朝刊(大阪版、13版)の、

投書欄「声」に載った写真(コンクールの入選作が毎日1枚が載るのだ)が、

琉球村の砂糖車だった。

モノクロームの写真が、延々とまわり続ける砂糖車のけだるさを切り取っていた。

「サーターグルマ的オキナワンチルダイ」



そして、ここしばらく遊び道具にしていた「沖縄フェア」で

買いこんだ商品の多くが沖縄産黒糖を含んでいた。

まだ手元にあるものだけで、

ロッテの「黒糖パインガム」(^-^д

明治製菓の「チェルシー黒糖」

リボンの「沖縄ミックスキャンディー」。

もう食べてしまったものが、

黒糖チョコレート

黒糖モナカアイス

黒糖メロンパン

黒糖ドーナツ(サータアンダギー)

黒糖クレープロールケーキ(!)

残念ながら食べられなかったものが、

黒糖わらび餅

黒糖水まんじゅう


商品数は合計46アイテムとなり、

食品から雑貨までカテゴリーも多岐にわたります。

(内、29アイテムは沖縄産の

①シークァーサー

②パイナップル

③タンカン

④黒糖

を主原料としたデザートや飲料、菓子類をオリジナル商品として発売。 )


(「ebiです。何か書きましょね~沖縄」参照。改行は引用者)

46品目のうち29品目を占める「デザートや飲料、菓子類」に用いられた

4種類(シークヮーサー・パイナップル・タンカン・黒糖)の原材料中でも、

(ただし、ここには「塩」が抜けている)

用いられている品目数の圧倒的に多いのは、黒糖であった。


かつて沖縄から内地への「輸入」総量の約9割を黒糖が占めた時代があったことを

ふと思い出したのである。


その黒糖を作り出すために用いられた砂糖車。

いまは琉球村のほかでは玉泉洞(新しい名前がおぼえられない・涙)で見ることができるくらいだが、

その存在を知らない人は、ほとんどいないだろう。

ぼく自身は、開園前の琉球村でロケをした『ウンタマギルー』の砂糖車が、とても印象に残っている。

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