沖縄報告109 砂糖車
メールをいただいたのだ。
「沖縄報告は、もう削除してしまったのですか?」といった趣旨の。
返事を書いた。
「いえ、削除していません。「沖縄報告」でブログ内検索していただければ出てきます」と。
そんな昔の記事を読んでいただいているなんて、とてもありがたい。
「沖縄報告」で、じっさいに検索してみた。
「沖縄報告」以外のものも入ってくる。
そして、肝心の「沖縄報告」は・・・
今年の1月30日、
「沖縄報告108 チャーギ探偵団」で止まったままだ。
じつは、ずっと前に109を書き、
タイミングがつかめずに下書きにしたままだった。
109は、「砂糖車」。
「サーターグルマ」と振り仮名を振るが、
実際には「サーターグーマ」に近い発音だろう。
そして、その機械(からくり)全体が「砂糖車」と呼ばれ、
サトウキビを圧縮する「車」の部分もまた「砂糖車」と呼ばれる。
ちょうど、自動車もタイヤも「クルマ」と呼ばれるようなものだ。
(中村家住宅の砂糖車)
たまたま、1週間前(6月23日)の朝日新聞朝刊(大阪版、13版)の、
投書欄「声」に載った写真(コンクールの入選作が毎日1枚が載るのだ)が、
琉球村の砂糖車だった。
モノクロームの写真が、延々とまわり続ける砂糖車のけだるさを切り取っていた。
「サーターグルマ的オキナワンチルダイ」
そして、ここしばらく遊び道具にしていた「沖縄フェア」で
買いこんだ商品の多くが沖縄産黒糖を含んでいた。
まだ手元にあるものだけで、
ロッテの「黒糖パインガム」(^-^д
明治製菓の「チェルシー黒糖」
リボンの「沖縄ミックスキャンディー」。
もう食べてしまったものが、
黒糖チョコレート
黒糖モナカアイス
黒糖メロンパン
黒糖ドーナツ(サータアンダギー)
黒糖クレープロールケーキ(!)
残念ながら食べられなかったものが、
黒糖わらび餅
黒糖水まんじゅう
商品数は合計46アイテムとなり、
食品から雑貨までカテゴリーも多岐にわたります。
(内、29アイテムは沖縄産の
①シークァーサー
②パイナップル
③タンカン
④黒糖
を主原料としたデザートや飲料、菓子類をオリジナル商品として発売。 )
(「
ebiです。何か書きましょね~沖縄」参照。改行は引用者)
46品目のうち29品目を占める「デザートや飲料、菓子類」に用いられた
4種類(シークヮーサー・パイナップル・タンカン・黒糖)の原材料中でも、
(ただし、ここには「塩」が抜けている)
用いられている品目数の圧倒的に多いのは、黒糖であった。
かつて沖縄から内地への「輸入」総量の約9割を黒糖が占めた時代があったことを
ふと思い出したのである。
その黒糖を作り出すために用いられた砂糖車。
いまは琉球村のほかでは玉泉洞(新しい名前がおぼえられない・涙)で見ることができるくらいだが、
その存在を知らない人は、ほとんどいないだろう。
ぼく自身は、開園前の琉球村でロケをした『
ウンタマギルー』の砂糖車が、とても印象に残っている。
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