で、沖縄県内19店の宮脇書店でおこなわれていた「第3回宮脇書店おきなわ本フェア」には行ったのか?と問われれば・・・
6月の沖縄に行く以前に、こんな記事を書いた。
(参照:
「第3回宮脇書店おきなわ本フェア」 沖縄県内宮脇書店19店と大阪の宮脇書店コムボックス光明池店にて開催中!)
4月22日から6月25日まで、
沖縄県内の19店の宮脇書店で、
第3回目の「おきなわ本フェア」が開催されるという、
(そして宮脇書店の独占状態を憂う)記事であった。
もちろん、この「第3回おきなわ本フェア」には行った。
それも、6月21日に沖縄に着いた日の晩に行った。
レンタカーを借りて、最初の食事に
よね食堂に行き、
そのまま南部へと向かって車を走らせ、
ひめゆりの塔と、その周辺をめぐり、
糸満の浜近くまで出て夕陽をながめ、
糸満から那覇へと帰ってくる途中で、
サンエーしおざきシティの中にある、
宮脇書店糸満店に行ったのだった。
店内のことであり、もちろん写真は載せられないが、
沖縄に到着したという初日の興奮状態もあり、
予想していたよりずっと多くの本があって、
今思い出しても至福の時間であった。
購入したい本は10冊ほどあったが、
まだ初日ということもあり、
30分ほど考えに考えて、
4冊に絞って購入した。
取り急ぎ翌日から使える、
「博物館ガイド」最新版以外は、
内地の書店ではもちろんのこと、
ネット書店やネット内の古書店でも、
なかなか購入できない本ばかりである。
4月22日に始まった「おきなわ本フェア」は、
6月21日には、もう2か月ほどたっていて、
6月25日の終了日に近かったことになる。
その間、売れれば補充をしたものと思われるが、
それでも、よく残っていてくれたものだと思う。
(宮脇書店、沖縄でもずいぶん地元に根付いて、
地道な活動をしているのだなと思わせられた。)
それらはいずれ報告することもあるだろう。
読書報告を、もう2か月も怠ってしまっているので、
簡単に触れておくならば、4冊のうち2冊は文学関係。
4冊目は沖縄国際大学で出している『沖縄経済入門』。
沖国大でテキストとして使っているものと思われるが、
精度の高い調査報告を含み、非常に参考になった。
このようなテキストで継続的に学ぶ若い人たちが、
これからも次々に出てきて沖縄の経済を支える。
(卒業すれば内地へと戻る/向かう学生もいるだろう。
しかし、彼らもきっとどこかで沖縄とつながっている。
もちろん中には出身大学とは一切縁を切って暮らす、
不幸なへそ曲がりもいるに違いないだろうけれど。)
収入や求人倍率といった旧来の尺度では測れない、
大きな可能性が、沖縄の経済動向からは感じられる。
それは、ここ20年ほど徐々に強くなる実感であるが、
ほんとうに侮れないと思うし、見習うべきことと思う。
結局、6月24日までの滞在期間中に、
「おきなわ本フェア」に行けたのはこの1回。
もう1,2か所、他の店も見ておきたいと思ったが、
それは、やはりぜいたくと言ったところだろう。
おまけに、購入費が相当にかさんだことだろう。
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