ダラスの寒い日(米国南部の記録的寒波のこと)

び ん

2021年02月18日 00:01

アメリカ合衆国が異常気象に襲われている。

テキサス全州で大雪警報が出されたという。

雪に覆われたハイウェイの写真を見て驚いた。



( ハフポスト日本版) ※ダラスは左下。

2月15日の最低気温がマイナス9.4℃

同じ日に、アラスカでは、マイナス7.7℃

(参照:ハフポスト日本版 2021/02/15 18:42


そんな気候が、もう1週間も続いているのだという。

16日以降は、こちらが寒すぎて、寒いニュースを、

あらためて追いかけようという気にならなかったが、

昨日、ダラスではマイナス13度を下回ったという。


大規模な計画停電でワクチンの冷凍保存ができず、

会場も閉鎖を余儀なくされて接種が大幅に遅れており、

停電をしのぐために、住民同士で助け合いをしようにも、

コロナで集まれないというのは、なんという皮肉だろう。

逆に、停電で冷凍保存ができないぶんのワクチンを、

希望者全員に接種することのできる地域もあって、

鴨長明ではないが、人の世の無常を覚えてしまう。

(参照:NNN24 2021/02/17 21:14


そしてそれは、医療従事者4万人用の次のワクチンの、

供給がどうなるかすらわからないわたしたちにとっても、

決して「ニュースの中のこと」なのではない、ということ。




(2016年11月28日 富士山)


5年前(2016年)には沖縄でも雪が降ったのだから、

(記録上では、1977年以来、2度目とされている。)

テキサスが大雪でも、「アリ」だとは言えるのだろうが、

それにしても、「何でもアリ」の度合いがひどすぎる。

(参照1:「降りましたね」 2016年1月26日)

(参照2:「沖縄に雪が降るかもしれない気象状況のこと」同1月23日)


トランプ氏は、多少なりとも4年間の任期中のことを、

地球温暖化の観点から顧みることはあるのだろうか?

と書けば、では他の国は?、そしてお前は?と、

即座に自分にかえってくる問いかけなのだが。


テキサスといえば彼が52%の得票で逃げ切ったが、

激戦4州を相手取って訴訟に出たことで注目された。

テキサス州が他の4つの州を訴えるという仕組みが、

最初はよくわからなかったのだが、そのシステムは、

州境の策定などで紛争になった場合を想定したもので、

まったくお門違いの訴訟(以前)だったわけであり、

結局米国最高裁は、この訴訟自体を認めなかった。


こんな気候に襲われるのも、トランプの弾劾裁判で、

無罪を与えてしまうことへの天罰だなどと言えば、

見当違いにもほどがあると言わざるをえないが、

トランプの演説(とも言えない扇動)がなければ、

襲撃事件そのものが起こりえなかったことは確か。

そのことは決して「無罪」ではないだろう、と思う。

彼が生んだ多くの「罪」の中でもとりわけ大きな。


そしてそれは、「コロナなど怖くない」と言い張り、

多くの支持者を無防備のまま密集させて、

明らかに多数の感染者、そして死者を出した、

「未必の故意」とは、まったく別の問題だということ。


「無罪」という結果が、明らかになった前大統領の、

法律に則って裁かれるべき数々の罪科に対する、

これから始まる民事や刑事の訴訟への抑制として、

はたらかなければよいのだが、と思わざるを得ない。


共和党からの賛成票は予想の6票を超えて7票に達し、

やはり日本とは違うのだなと思わせられたわけだが。



(2016年6月22日 やっぱり暑い方がいい)


ここ大阪では、先週、夏のような気候だった。

さすがに半袖にまではならなかったものの、

コートどころか、セーターなしで過ごせた。

なので今週に入り、日を追って寒くなるのが、

かなりきつい、じつにきつい、ということはある。


「沖縄に行って帰ってきた感じかな」と思い、

寒風のなかを、行ったり来たりしている。


ニュースを見ては高震度地域のことを考え、

(この寒さは、被災地の人にこそ、きつい。)

和歌山市議会の照明器具落下映像におどろき、

オリンピック組織委員会の迷走を横目で眺めて、

相変わらずの国会審議の停滞にため息をつき、

ワクチン接種の時期まで罹患を避けねばと思う。


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