奈良のまちを歩いていると、いろんなものに出会う。
土蔵に立てかけてあるのは、ほうき?
いえいえ、お水取りの「お松明(たいまつ)」なのです。
だから、先のほうが焼けて、焦(こ)げている。
毎年、11本×14日分、つまり154本のお松明が用いられる。
その中には、8メートルに達する大松明が毎晩1本ずつ含まれるから、
正確には、毎年14本の大松明と、140本のお松明が用いられることになる。
それらは、相応のお布施を収めると、このように配られるのだという。
しかし、道を歩いていて、これを見つけたときには、ちょっとぎょっとした。
と思えば、こんなポスター。
どう見ても、もう20年はたっている。
80年代のスタイルだ(と思う)。懐かしい^^・・・
いっぽう、こちらは20年どころではない。
明治時代まで大蔵流狂言宗家の屋敷があった跡。
現在は、奥に細長い
児童公園になっている。
たまたま、屋敷跡を駐車場にした場所があったのだが、
奈良町の古い屋敷は、こんなに奥行きがあることがわかる。
「鹿男」のドラマに出てきた「福はら」の奥行きも相当なものだった。
と思うと、「くくり猿」。縁起物。
(以上、撮影:chief )
せっかくなので、ぼくもいくつか追加。
奈良ならではの標語。
それから・・・
レトロ風な看板。
オブジェにされた、普通の柿。
魔よけの柊(ひいらぎ)。
そして、「あをによし」と刻まれた歌碑。