「街角ピアノ~沖縄編~」と「ブラタモリ」、「キンシオ」、「迷宮グルメ異郷の駅前食堂」など。

び ん

2022年04月30日 11:35

NHK BS1の「街角ピアノ」が好き。

やっていると、ついそのまま見てしまう。


なんでもなく「そこ」が映っているからだろう。

そして、そこに「人」が映っているからだろう。

もちろん、映っていたたくさんの人たちの中から、

テレビ局の誰かが選択をして一部分を切り取った、

そういうことなのだろうとはわかっているのだが・・・


それでも「そこ」の空気までは選べない。

選べない空気がそのまま映っているのがいい。




(気になるコザの時計台? やっぱりカオナシだよなぁ、と思う。)



そういえば「世界ふれあい街歩き」も好きだし、

「ブラタモリ」も、ほどほどに好きかもしれない。

コロナ禍で番組の本数は激減したけれども、

石垣島の回は、もちろんおもしろかったし、

竹富島は期待せずに見たのでぶっ飛んだ。


「期待しなかった」というのは、場所的にではなく、

地形的にはだいたい知っていると慢心していたからで、

いやいや、とんでもない。知らないことばかりだった。

小樽や奄美と並んで、これまでのマイベスト3に入る

とんでもないおもしろさの回で、びっくりしただよ。


「これまでも」、などと書いてしまったが、

通算で200回に達した「ブラタモリ」は、

たぶん3分の1くらいしか見ていないので、

(と思って調べたら、5分の1くらいだった。)

じっさい大きなことは言えないのだが・・・。


去年は、旧作の再構成ばかりだったし、

最初の頃には東京都内ばかりだったので、

すぐに飽きてしまったし。おもしろくなったのは、

2015年に東京を離れて全国に行くようになってから。


かつて、「江戸に留学する」などと言って東京に住み、

2年で胃に穴をあけて田舎にひっこんだ身としては、

東京という地域のことは、ちょっとトラウマだったり。


でも、それ以上に好きなのは、「キンシオ」。

キン・シオタニさんというイラストレーターが、

特に有名でもないふつうのまちに行って、

史跡案内板などを見ながらぶらぶらする、

地方局のゆる~い旅番組なのだけれど。


誰かに会うわけでもなく、案内人もおらず、

スタッフを引き連れての大名行列でもなく、

ウンチクも垂れず、妙なクイズタイムもなく、

「さすが〇〇さん」というお世辞も言われず、

カメラマン1名と2人だけで歩いている間に、

だんだん町の歴史や成り立ちが見えてくる。


店には入ったり入らなかったりいろいろで、

何かを宣伝しようという気も最初からないし、

(宣伝しても、たぶん見ている数が少ないし?)

見ていて「すごいなぁ」などと思わせる仕掛けもなく、

ただ、そこにあるものを見て、歩くだけの30分番組。


それでもシオタニさんがじつは歴史や文化が大好きで、

じつは(番組のために急いで仕入れたというのではなく)、

歴史や文化の本をたくさん読んできたんだろうなと思わせる、

たま~に話す一言や二言が、何とも言えず、うならされるのだ。


で、その「キンシオ」が終わってしまったので、すこしさびしい。

仕方がないので、歴史や文化は嫌というほどスルーしまくり番組だが、

基本的にうるさくなく、ただ歩くだけなのでヒロシの「駅前食堂」を見る。

本当は『迷宮グルメ異郷の駅前食堂』というすごいタイトルなのだが。

チャップリンの『ライムライト』のBGMが流れる中を、ひたすら歩く。

で、その日食べる食堂を探す、という番組なのだが、おもしろい。


自分でもおそろしいくらいに、テレビ番組の曜日と時間は覚えない。

(朝ドラは、『ちむどんどん』がはじまったので、がんばって覚えた。

今回から、夜の再放送をやらなくなってしまったのは、ひどい。)

なので、「キンシオ」も「駅前食堂」も「ブラタモリ」も、見るのは、

いつも「あ、やってる」という感じで、たまたまなのだけれど。


ともあれ、その「キンシオ」の記念すべき最終回を、

先日、見ることができた。もちろん「たまたま」である。

機械が壊れ、録画できなくなって、そろそろ10年。

慣れてしまったし、それで困ったことは、特にない。

ビデオテープやCDを山のように積み上げていた頃が、

なんだか、合戦に忙しかった鎌倉時代のように思える。


1か月ほど前に「あと数回で終わり」と言っていたので、

なんとなく「見れればいいな」と思ってはいたのだけれど。

調べて分かったのは、ぼくが見ていたのは兵庫のサンテレビで、

2016年から放送開始した神奈川放送とは1週間遅れのもの。

または、京都テレビで本放送から17日遅れで放送していたもの。

本放送は、なんと12年間にわたって、631回もやっていたのだった。

(631回って、そうとうな人気番組じゃないですか!

見ている人の数が少ない?などと書いてしまってごめんなさい。)


番組ホームページを見ても、最終回がいつなのか、

よくわからないのが、ゆるすぎて少し笑えたのですが。

で、最終回は兵庫サンテレビではなく京都テレビで見ました。


と、書いていて自分でも思う。

「テレビ見過ぎ」。

確かに・・・

仕事はあいかわらず忙しいんですけどね。

もうPCの前に座っているのが無理、となると、

リビングにきて、なんとなく冷蔵庫開けたりして、

そのままテレビの前に着地して、リモコンつけて。

で、キンシオとか、ヒロシとか、ブラタモリとか・・・。


音市場「NHK BS1「街角ピアノ~沖縄編~」撮影決定! “誰でも弾けるストリート・ピアノ”」


そうそう、「街角ピアノ~沖縄編~」の話題でしたね。


コザのミュージックタウン音市場1階の音楽広場に、

去年(2021年)の8月から11月まで設置された、

ストリートピアノが映し出されていたわけで・・・。


弾きに来るのが男性ばかり、というのが、

いかにも琉球王国時代以来の沖縄らしくて、

演出かもしれないと思いつつ、おもしろかった。

皆さん、そんなに上手ではないのも、お愛嬌。


ピアノといえば、朝ドラの『カムカムエブリボディ』、

トランペッターのジョーさん(オダギリジョー)が、

いきなりピアニストになったのにはおどろいた。

『カムカム』は、実際に自分が生活していた、

生活圏が映ったはじめての朝ドラだったので、

岡山弁を思い出しつつ、そこそこ見ましたけど。

しかし、『ちむどんどん』が今月から始まって、

『カムカム』は、すでに過去のものになっている。

まあ、朝ドラは「生(なま)もの」ですから、

新しいのが好まれるわけですけれども。


『おかえりモネ』が良すぎたので次は休もうと思ったし、

最初の「安子編」はせつなくてちょっと離れたけれど、

『カムカム』の「るい編」以降は、けっこうはまった。


『ちむどんどん』は、7時30分と8時から見て、

(2回目は、ノートとりながらですね、もちろん)、

8時が無理な曜日は12:45に帰ってきて見る。


『ちむどんどん』についてこのまま書き始めたら、

ちょっとおそろしいことになる感じがするので、

今日のところは、このくらいで・・・




【注記】4月30日夜

当初のタイトルを、「街角ピアノ~沖縄編~」、ついでに「ブラタモリ」、「キンシオ」、「迷宮グルメ異郷の駅前食堂」など。としていたのですが、「ついでに」は、さすがに失礼なので、「街角ピアノ~沖縄編~」と「ブラタモリ」、「キンシオ」、「迷宮グルメ異郷の駅前食堂」など。に改めました。


【追記】5月1日夜

『カミカムヴリバディ』って書いてましたね、最初。

『カムカム』に直しましたけど、自分でも笑えました。



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