「鹿男あをによし」探訪報告(その5・東大寺)

び ん

2008年03月20日 08:08

ドラマに登場してきた場面から、今回は東大寺を。


小川先生(玉木宏)と藤原先生(綾瀬はるか)が歩いた、


南大門につづく、東大寺門前の道。


修学旅行などで、たいてい通る場所ですね。





この春の観光客は、例年の3倍(『朝日新聞』による)とのこと。


記事の趣旨は、そのことで臆病な鹿があまり出てこなくなったというものでしたが。


ただし、「鹿男あをによし」効果は、数々のロケ先で、耳にしました。


たしかに、3月13日(木)にも、18日(火)にも、かなりの人がいましたね。


13日はお水取りの13日目でしたから、さもありなんと思ったのですが、


18日にも、若い世代を中心に、やはり例年以上の活気があったようです。


「おかけで若い人が多い」という言葉も、あちこちで耳にしました。





南大門は、第1話で小川先生のあとを「鹿」がじっと見つめる場面から、


とりわけ小川先生とともに映ることが多かったですね。


ただし、南大門の基壇には、鹿は登らないようにしつけてあるようでした。


ですから、基壇の上からえさをあげようとすると、鹿はこんな不自然な格好になります。





ちょっと、かわいそうですね。しかし、文化財保護のためには、そうする必要があるのでしょう。


なんといっても、南大門の基壇の上には、運慶・快慶・湛慶作の仁王がいますから。


(あ、そうそう。きのうの伝運慶作大日如来像の14億円での落札のニュース・・・


なんだろなぁ、と思いますね。百貨店って、そういう「裏」の世界にも手を染めてるわけだ。


しばらく三越で買い物したくないな。もともとちっともしないけど・笑)




東大寺は、下宿の「福はら」から奈良女学館への通勤路という設定でした。


ただし、本当に奈良町から平城宮跡まで行こうと思えば、


東大寺へ回れば大きく遠回りになりますし、


そもそも歩きでは、ちょっときついです。片道4キロほどありますから。





いっぽう、東大寺の西南にある興福寺はまだロケに使われていませんが、


第10話では、ここで撮影が行なわれたと聞きました。


どんな場面に使われるのでしょうね。


たのしみです。




印は、東大寺南大門の位置です)

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