2020年06月06日

スーパームーンから58日目のストロベリームーンと半影月食

ストロベリームーンだった。

薬を買いに自転車で出かけ、

そうだったことを思い出した。


「おお!赤いね~」と思いつつ、

ドラッグストアに急いだのだった。

(6月から短縮営業をやめたと

勝手に思っていたのだったが、

引き続き8時閉店だったので、

結局薬は買えずに帰った。)


あいにくカメラは持っておらず、

どこかにいい月の写真は?と、

過去記事の下書きを探してみた。


こんな記事(下書き)が見つかった。

4月8日のスーパームーンを撮って、

記事を書きはじめたのだったが、

なぜだか下書きに入れたままで、

更新をしなかった記事のひとつ。


『スーパームーン


スーパームーンから58日目のストロベリームーンと半影月食


確かに、大きな月だった。

幸い天気がよく雲もなかった。

今年、最大(一番大きく見える)満月。

そして、今年唯一のスーパームーン。


4月8日の午前3時9分に、

地球と月が最接近するというので、

その時間に合わせて外に出てみた。


夜更かしは免疫力の維持にはよくないが、

たまたま目が覚めていたのであって、

わざわざ起きていたわけではない。

べつに言い訳しなくていいのだが。


ただし、月齢が最大となるのは昼の11時35分。

なので、「最接近」と「最大」は多少ずれるわけで。

でも、「最大」を待っていると、見えないので。


最接近とはいえ、約35万7000キロあるのだが。

(この数字は、「3」「5」「7」なので、覚えやすい。)


参照:暦と天文の雑学「月の距離とスーパームーン」


スーパームーンから58日目のストロベリームーンと半影月食

スーパームーンから58日目のストロベリームーンと半影月食


こんな記事。

たぶん、下の写真(キョウチクトウと月)の間に、

なにか気の利いた文章を書こうと思いつつ、

思いつかなくて下書きに入れたまま・・・。


あるいは地球と月の最接近の時刻が、

午前3時9分だったということなので、

それを待っている間に、すでにかなり、

眠くなってしまっていたのかもしれない。


というわけで、今年最大だったという、

スーパームーンの写真を、なんと、

58日後のストロベリームーンの晩に、

(というか、もう59日目になっている)

載せておこうというアバウトな展開。


スーパームーンならば、距離とか時刻とか、

はっきりと数値で示すことができるけれど、

ストロベリームーンの場合には、

「6月の満月」をこう呼ぶということと、

この月の満月は赤くなることが多い、

という、ま、それだけのことなので。


それでも、満月の赤さは際立っていて、

なかなか、鑑賞に堪える姿でしたよ。


で、閉まっていたドラッグストアから、

帰るときには、もう普通の色の月。

「赤い満月」を見られただけで、

よかったことにいたしましょう。


そのうえ、今晩は2時45分から、

半影月食が始まるというのですが、

その時間までは、ちょっときつい。

おまけに、半影月食というのが、

どういう状態なのかよくわからないまま、

最大が4時25分で、終わるのが6時4分。

参照:ニコニコニュース< カラパイア

・・・ということで、

あとはもう、天文マニアにまかせましょう。


【追記】

とはいえ、書いてしまった行きがかり上、

2時45分までは待ってみることにしました。


で、2時45分の2分前に、

月は見事に雲の中に隠れました。


スーパームーンから58日目のストロベリームーンと半影月食


それから15分待っているのですが、

出てきません・・・。


2時45分の5分ほど前までは、

ちゃんとストロベリームーンでした。

(色味がうまく出せていませんが。)


スーパームーンから58日目のストロベリームーンと半影月食


ドラッグストアに向かう時の色が、

あまりにすばらしく赤かったので、

帰りには色あせたと思っていました。

でも、まだある程度は色づいていたのですね。

まあ、それがわかっただけでもよかったです。


で、ちゃんと時と分も表示しておこうと思い立ち、

設定しなおして、月を探してみると・・・


スーパームーンから58日目のストロベリームーンと半影月食


こんなふうに、雲に包まれてしまったわけで。


ところで、「半影月食」というのは、


月食の種類

地球の影には「本影(太陽光がほぼさえぎられた濃い影)」と「半影(本影を取り囲む薄い影)」の2種類があり、月がどちらの影に入り込むかによって、月食の呼び方が変わります。

半影食

月の一部または全部が半影だけに入った状態。半影は薄い影なので、目で見ただけでは月が欠けているかどうか、はっきりとはわかりません。



ということのようです。

特に、「半影は薄い影なので、目で見ただけでは

月が欠けているかどうか、はっきりとはわかりません」

というところ、よくわかりました。

国立天文台のホームページ、

こういうところ、けっこう好きです・笑

参照:国立天文台HP 「月食とは」


・・・と、国立天文台をほめたからか、どうなのか、

はい、出てきましたよ。待った甲斐がありました。

そして、今回は、さらに見事なストロベリームーン!


スーパームーンから58日目のストロベリームーンと半影月食


雲の中から、ぬっとあらわれて、

そして、2分後には消えました。

まるで贈り物を包むような形で、

十文字(カジマヤー?)の雲に包まれて・・・


スーパームーンから58日目のストロベリームーンと半影月食


いやもう満足です。(眠いです。)

半影月食はわからぬままでしたが、

「目で見ただけでは・・・

はっきりとはわかりません」なのでね。


はっきりしているのは、このあとも、

天体たちが見事なショーを繰り広げること。

彼らにとっては当たり前の日々の営みで、

「ショー」だなんて、思ってないでしょうけれど。



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