とんぼ・・・

び ん

2006年07月22日 02:41

雨上がりの菊の葉の上に。

羽根を休める一羽のとんぼ。





赤化(成熟)する前のナツアカネ、かな。

そっとまわり込んで・・・





でも、ハンディデジカメでは、これが限界。

イチデジ(一眼レフデジカメ)が欲しくなる瞬間。


ところで、「竹とんぼ」、一部では平賀源内の発明だといわれているが、

これは事実無根の伝説。(→参照

同じく、土用丑の日にうなぎを食べようと源内が提唱したという通説にも、

実は根拠がない。

根拠はないが、そう言われるに至った道筋は大まかに推定できる。


明日7月23日(日)は、今年1回目の土用丑の日。

(土用は春夏秋冬にあるので、正確には「夏の土用丑の日」)

そして今年は、8月4日にも、もう一度丑の日がある。

ただし、今年のうなぎは品薄の上割高で、買い控えが多そうだと予想されている。

去年の夏、中国の冷凍蒲焼が輸入禁止になった影響が残っているという説も。


ぼくの専門領域の中心は、平賀源内(を中心とする江戸時代の文芸と文化)。

そんなわけで、源内にかんする誤説の流布こそ、補正する責務がある。

しかし、なかなか思い通りに行かないのが現実。・・・通説は、手ごわい。


土用うなぎの季節になると、とりわけそんなことを思う。

「とんぼ」から始まった話題が、「うなぎ」にまで来てしまった。

いや、これは「強引に結びつけた」というべきか。

すべては「竹とんぼ」のせいである(ちがうって!)


【注記】

ムシのキライなかたがいらっしゃるといけないので、

ポップアップリンクにしてみました。

えらいひさしぶりのポップアップです。