額賀・ローレス極秘対談

び ん

2006年04月14日 01:34

額賀防衛庁長官とローレス国防副次官との会談が開かれた。

例によって、例のごとく、極秘会談である。

またまたまたまたの談合である。


朝日新聞の夕刊に「米軍再編」の4文字を見つけたのだ。

筑紫鉄也のNEWS23

23:00にはじまった。

そして、23:17から流れたのが、上記の額賀・ローレス極秘対談。約1分間。


それを前フリとして、話題は「海兵隊グアム移転協議」に移った。

移転費用をどのように分担するか。スーパーには「日米の思惑」の文字。

しかし報道で語られるのは、ただ単に「押し付け合い」の事象のみ。

約3分間。以上。

「思惑」というのは、「外に出さない胸の内」のことではないのか?

その、奥に隠した内実を暴きだすのが報道の役割であろう。

少なくとも「思惑」と記すのである以上。

表にあらわれた事実や数字は、「思惑」とは呼ばない。


夕刊のテレビ欄を見直した。

NEWS23の番組名の下に2行、「あす上場廃止・・・ライブドア株が残したものは」

そのあと3行目に▽があって、「米軍再編」





この、わずか4分間の報道が、テレビ欄に「米軍再編」と記すようなものだろうか?

こう書けばNEWS23にチャンネルをあわせるであろう(たとえばぼくみたいな)

たくさんの人間の足元を見たものとしか思えない表示である。

商品広告になぞらえれば誇大広告、薬品の成分表示であれば薬事法違反で起訴対象だ。


もはやキャスターたちのおざなりなコメントは、ほとんど耳に残らない。

佐古「そもそも大盤ぶるまいの思いやり予算・・・」

筑紫「もう少しきちんとした議論・・・」



念のために朝刊を見直した。

番組名の下には「ライブドア」の一語だけ。

そのほうがましだ。


報道STATIONも、ニュースJAPANも、WBSも、朝刊・夕刊のテレビ欄を見る限り、「米軍」の「米」の字も、普天間の「普」の字も、辺野古の「辺」の字もない。

まがりなりにも56分間の4分、つまり14分の1を費やしたNEWS23が、まだ良心的だったというのであれば、この内地の風景は、相変わらずなんともお寒いではないか。



昨日の「報道STATION」の特集が、じつにまともなものに思えてくる。

いったいどこに、スタンダード(基準)を置けばいいというのだろう?・・・