雷雨の中で
すさまじい雷鳴が鳴り響いている。
断続的に窓を叩く雨の音が、PCやプリンターの駆動音をかき消す。
午後6:30、つまり1時間ほど前から、名護市役所中庭では、日本政府と名護市との「合意」に抗議する緊急集会が開かれているはずだ。
(
PDFファイルは、こちらから。「ジュゴンネットワーク沖縄」参照)
沖縄本島の雨脚は通り過ぎたようだが、
前線の影響で引き続き不安定な天候が続くと、天気概況は伝えている。
しかし・・・
昨日から今日にかけて沖縄地方を襲った、時ならぬ豪雨を、「天の怒り」と呼びたくなるのはぼくだけではあるまい。
まさにそれは、米軍再編を目前にしながら動かぬ普天間移設問題の現状に、業を煮やした日本政府との間に交わされた名護市長の「合意」がもたらすものの可視化であったに違いない。
そんな荒天の中での晴れ間と呼ぶべきニュースをひとつ。
沖縄県内の大学教授ら22名によって、「
大学人九条の会沖縄」が9日に発足し、10日に会見をおこなったという。
『琉球新報』の本日付「沖縄ニュース」によれば・・・
22日午後1時半から、沖縄国際大学で発足記念シンポジウム「改憲論とオキナワー憲法九条をまもるために―」が開かれるということだ。
シンポジウムの問い合わせは、高良鉄美(琉球大学法科大学院教授)研究室098(895)8197。
その組織と趣旨をぼくはまだ十分理解しているわけではないが、未来を考える選択肢はもちろん多いほうがいい。よって、ここに記しておく。
いくら美しい花であっても、それ1種類であるよりは、種類は多いほうがいい。
雷雨の中で、名護を、沖縄を、そして日本を思う。