2006年05月02日

原点(37.6度の微熱に触れて)

KUWAさんのシマウタ37.6度“沖縄からの微熱な話題”で、

14回にわたって取り上げられた「聖地巡り」が完結した。

今回は、いわゆる「東御廻り(アガリウマーイ)」の形をとって、

聖地の大切さを説かれた、心に残る連載記事であった。

引用したいフレーズは、山ほどあるのだけれど、

それはぜひ、「シマウタ37・6度」を見ていただければと思う。


ただひとつ。

第14回(最終回)から、引用させていただきたい。


今回は『東御廻い』を、

ひとつの聖地巡礼のモデルケースとしながら、

沖縄の精神文化に少し触れつつ、

あらためてその“心得”も再確認して頂けたらと

そのような主旨でご紹介させて頂くことになった次第です。


そこに原点があるなら、

もういちど、その原点を見つめ直してみよう。



あいつぐ「聖地破壊」に対して、

危機感を覚えたKUWAさんが、

まずできることは聖地に対する心得を広く伝えること、

そう考えて書かれたのだった。

実際に、「聖地巡礼」を再現しつつ。





この3月(11~13日)にぼくが沖縄を訪れたのも、

すでに書いたとおり、「聖地破壊」が気になったから。

話せば長くなるので、とても簡単に記しておくならば、

聖林伐採が、どうなっているのか自分の目で確かめたかった。

そのとき、KUWAさんによる報告が、大きな動機となったのだ。


原点(37.6度の微熱に触れて)


今回の「聖地巡り」を書き始められるにあたり、

KUWAさんは、わざわざメールで「始めますよ」と教えてくださった。

そんなこともあり、これまでのいきさつもあり、

さて、次は、ぼくの番。


もちろん、沖縄情報のブログとして確固たる地歩を占め

かねてから高い定評のある「シマウタ37・6度」に比して、

「次は、ぼくの番」だなどと言うのは、おこがましい。

というよりは、恥ずかしい。

恥ずかしいけれど、「次は、ぼくの番」。



ブログの残り容量が、2%を切り、

あと8記事でちょうど公開1000記事となる。

おまけに、今月15日は「沖縄・八重山探偵団」開設1周年。


そんなこんなで、少しじたばたしていた。

ちょうど1000記事で収めよう、とか、

それともしばらく一休みしようか、とか

5月15日から新しいブログに移行しよう、とか、

終わり頃の記事はずっと表に出ているからへたなことは書けないぞ、とか、

いろんなことをあれこれ考えて、気持ちがいまひとつまとまらなかった。


しかし、1000記事も1周年も容量の満杯も、

考えてみれば、ただの通過点。

書きたいことを書きたいように書いて、

100%がくればその時考えればいいし、

1000記事を超えるならば、それでもいい。

1周年ちょうどに終わらなくても、ちっともかまわない。

「あるがままに」

そう考えてみると、やはり書きたいことは3月の沖縄。

そこで見たこと、聞いたこと、考えたこと。


あとどのくらい書けるか分からないけれど、

とりあえず、書き始めてみよう。

なぜ、いま沖縄で、聖林伐採が止まらないのか。

ただしかし、それは「聖林伐採」と呼ぶべきものなのか。


そもそも「聖地」とは何なのか。

それは、どうあるべきなのか。


たぶんこれが、「沖縄・八重山探偵団」最後のシリーズ。

ただ・・・現時点で考えがまとまっていないことは事実。

「あるがままに」

できれば書きたい。無理なら、これまで通り「いろんなこと」。


ちなみに平熱35度代のぼくには、37.6度のあたりは、けっこうきついのでした(^-^д



Posted by び ん at 22:39│Comments(5)
この記事へのコメント
こんにちは。
この記事は考えさせられました。

聖地、俺も回っています。
(実はそっちがメインで回っています)
主にはガイド誌とかに載っていない
ローカルな聖地ばかりですが。
書きたいことは山ほどあれど…
いつの日か書ければ、という感じかな。

それからブログの容量、
前のブログがいっぱいになって
TI-DAに移転した経緯があるので
また移転もいやなので
写真とかは出し惜しみしています。
びんさんはTI-DAの方と友達なんだし
交渉してみてください。
そしてまたブログずっと続けてください。
お願いします。
Posted by ぱふ at 2006年05月03日 08:01
全14話におつきあい下さり、ありがとうございました。
14話以上もそれ以下もありません。

聖地巡りを積極的に推奨しているわけでもありません。
びんさんが書かれているように、最近の聖地荒し事件などに悩み、
すでにガイドブックが出てしまっているコースをひとつのモデルに、
もういちど“原点を見つめ直す”、そういう作業を行いました。

何より、バランス感覚を保たせるのが難しい作業でした。
第2話にも書きましたが、
・宗教染みず、わかりやすい言葉でガイドしてくれる濃すぎない案内役。
・敏感で、かつ“聖地巡礼”に浮かれることがないモデル役。
・無神論者であり、バランス感覚がいいアシスタント。

このスタッフが揃い、それぞれからのなにげないメッセージをつないで、
ひとつひとつを編んでゆきました。

また、落ちついたら、編集後記を書かせて頂くかもしれません。

(各記事に、目次をつけましたので、また何度でもご利用ください)
Posted by KUWA at 2006年05月03日 09:42
>ぱふさん

そうでしたか・・・
「やはり」という思いもあります。
ぜひいつか、書いてほしいと思います。

それから容量のこと。
これでも「出し惜しみ」してたつもりなのです(苦笑)
ぼくは無料の間借り人ですし、100MBはその意味で公平であるべきかなとも思いますし・・・
なんとかクリアしようと思います。無理のない形で。
そう言っていただけて、うれしく思っています。


>KUWAさん

ずいぶん抑制されていると思いながら読ませていただきました。
僭越な言い方になりますが、切ないくらい。

しかしそのような細心の心遣い、
KUWAさんのおっしゃる「バランス感覚」こそが、
現在及び将来の「聖地巡り」には必要なのでしょうね。

「ここまで問題の顕在化した」とは、やはり書きたくはありません。
ほんの少しだけ心得を見失った状況であると信じたいですから。

ありがとうございました。
14回も書かれる上で、ずいぶんお気遣いをなさったことと思います。
今後とも、多方面の記事を楽しみに読ませていただきたいと思っています。
Posted by びん at 2006年05月03日 15:46
ゆっくりではありますが、少しずつ、あちらこちらと、覗かせていただきます。
勉強させていただきます。
Posted by ルビーの涙 at 2006年05月04日 04:02
ありがとうございます。
「勉強」だなんて・・・
ちょっとしたメモばかりですが。
Posted by びん at 2006年05月04日 12:27
お返事が遅くなる場合があります。あしからず。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。