2007年07月13日

今日ばかりは、龍を。

台風対策は万全ですか?

台風4号の被害が心配です。

ちなみに上の記事リンクは、内地の報道の一典型。

徹頭徹尾「関東=東京」が関心の的となっています。

ニーズに合致と思って書いているのでしょうが、単なる想像力の貧困。


「シーサー100」(そうなの?)は「5」で止まっていますが、

さすがに今日はシーサーではなく龍をUPしましょうね。

2007年6月22日6:43 安里八幡宮





屋根獅子には風水害からの忌避・対抗という思念が付与されていたはずですが、

(屋根獅子のルーツと考えられる福建省の風師爺には、その思想はより強い)

屋根から降りたシーサー全般に、対風水害という意味合いは余り強くありません。


それはある意味で、一方に「雲と雨をつかさどる龍」が確固として存在していたからでしょう。

「雲と雨をつかさどる」ことこそが、「王」の条件として、その手に独占化されてきた結果として。


ともあれ、被害のないことをお祈りしています。

こちら大阪も、今日は雨。

自転車が使えないので、バスで移動していることと思います。





台風で思い出すのは・・・

1999年9月22日に、那覇で最大瞬間風速58.9m/sを記録した日のこと。

那覇での観測史上3番目となる最大瞬間風速は、かつての台風銀座である静岡県中部で育った者にとっても想像を超えていた。

もちろんホテルから動けず、しかし30名近い学生の食料と、キャンセル待ちのチケットは確保しなければならない。

食料のほうは、スーパー(まだコンビニは少なかったな)などに電話をかけまくり、開いている弁当屋を1軒発見した。

30人分の弁当を買いに行くために体育会系の学生3名と歩いて出かけたのだが、風のすごさもさることながら、直径50センチほどの街路樹が(枝でも根でもなく)幹のところで真っ二つに折れていたのには正直驚愕した。


チケットを確保するために、2時間交代で2名の学生に並んでもらうためにホテルと空港のあいだを車で往復したのだが(空港に近いホテルだったので助かった)、とりわけ明治橋を渡るときには、時速5キロ以上はこわくて出せなかった(ほとんど徒歩の速度である)。

1日の延泊費用を、「気持ち」程度しか受け取らなかったホテルのオーナーには、今でも感謝している。

風の当たる方向の窓からは、サッシのパッキンのわずかな隙間から雨水が入り込んできて、床に数センチの水がたまった。

何ヶ月かあとに手土産を持ってお礼にうかがったときには、「改装ができて、かえってよかったですよ」と笑ってらしたが、生半可な費用で済まなかったことは一目見てわかった。


サッシ窓を閉めていても、階上の床に水がたまる台風。

そういうものが、この世の中にあることなど考えたこともなかった。


運航は、翌日の最終便から再開された。

つまり、それに乗れなければ、さらに1泊を余儀なくされる。

(学生の過半数がバイトを心配していたのが印象に残っている)


2日前から列に並んでいたのが功を奏して、再開第一便に全員乗れることが決まったときの充実感は忘れられない。

周囲に乗れなかった人たちがいるわけだから抑え気味にとは思ったのだが、その瞬間は、何かのスポーツ大会に優勝した時のような雰囲気だった。

格別の思い出ではあるものの、沖縄の台風の「おそろしさ」は胸に刻んだ。





大きな台風が沖縄に近づくと、その時のことが浮かんでくる。


どうぞ、気をつけてください。



タグ :台風

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この記事へのコメント
風圧でパチンコやさんのガラスが割れたことがあったなー。
車のハンドル持っていかれたことあったなー。
道路冠水しちゃって、58号線上で立ち往生してたことあったなー。
壁から雨がだらだら流れてきて、呆然としたこともあったなー。
アパートのドアが風圧で開かなくなった事もあったなー。
3日間停電したときは、さすがに冷蔵庫の中のものがカビておしゃか。泣いたなー。

それでもまだ、川が氾濫して家をもっていかれたとか
家そのものが飛んで行ったとか
あろうことかその家が他の人の家を押しつぶしていたとか
そんな体験談を持ってる一世代上の方々よりはずっとマシ。

この強い台風、そちらにもいきます。
台風なれしているうちなーんちゅより、日本のほうが心配な状況によくおちいりますし
じゅうじゅうお気をつけて。

さー、後片付けに備えて、寝よ。
Posted by pyopyo at 2007年07月13日 13:51
pyoさんに「この強い台風、そちらにもいきます」と言われると、「あー、来るんだ」と思います^^;
ありがとう。気をつけます。

そうですね。たしかに台風慣れしていない。
それはつまり、危機意識が希薄ということですよね。

台風ではないけれど、物心ついた頃から地震想定の避難訓練に明け暮れてきた者の一人として、(1995年を体験したにもかかわらず)関西のこの危機意識の低さにはおどろきます。
それが長年培われてきた能天気さだということは、理屈ではよーくわかるのですが。

生家は、増水で流されないように、あえて家の中を川が流れる仕掛けでした。
経済性優先による建築様式の全国的画一化によって、ふるさとに帰っても、もうそんな家々を見かけることはありません・・・

昨日夜から、ニュース映像には那覇の街並みばかりが流れます。
さまざまな意味で、「痛し痒し」。
Posted by び んび ん at 2007年07月13日 16:51
あしあとから、失礼しますよ。
ホント、今回の台風はでーじ大きかったですねー。
明日は九州へ上陸とか・・・
コワイねーー。
Posted by れいこさんれいこさん at 2007年07月13日 21:12
いらっしゃいませ、れいこさん。
九州へは「上陸」でも、沖縄には「上陸」と言わないんですよね。
理屈はわからないわけではないけど、ずっと引っかかっています。
大阪は、「嵐の前の静けさ」。気をつけましょうね・・・
Posted by び んび ん at 2007年07月13日 21:45
いつも台風で帰れない方々みると気の毒にも思えます。
でもこの季節遭遇することも頭にいれとかないといけない、、、

今日朝起きてビックリ、、、こんなに大きくなってるとは、、、
いつもの事に馴れてるとは思いつつ、判断違いに気がつく”
そして最悪の事考えてしまう、、、

tumaに「大きいビニールフクロある!」

ビニールには再来週の展示会用の作品群を包み込む、、、
最悪のガラスが割れたらと考えると、気が気でない!

utma  > ピアノやパソコンより大事なのね!
Posted by 源氏パイ at 2007年07月13日 23:19
 > ピアノやパソコンより大事なのね!

身につまされます。ぼくにもパソコンやピアノ(は、ないですけけど)より大事なものがあり、それらは粗大ゴミ扱いされていますので(TдT)

旅行者として・・・沖縄には台風がつきものなので余計に魅力的なのかもしれません。
ぼくの場合、台風で延泊したのは記事に書いた1回、出発できなかったことはないので、幸い沖縄にかかわるフライトの2%程度ときわめて低率なのですが、それでも「出発できるかな」というドキドキは、大脳皮質を「これって恋?」と誤解させてくれます。恋路には、山アリ谷アリがつきものですからね(笑)

まるで9月のような進路でした。台風の道が出来ていないか、気にかかります。
引き続きご注意を!
展示会のご盛況をお祈りしています。
Posted by び ん at 2007年07月14日 07:35
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